「スワップポイントという単語はよく耳にするけど、一体何?」
「スワップポイントで利益を得るためのコツが知りたい」
この記事を読んでいる方はきっとこのように考えていることでしょう。
そこで今回は、スワップポイント基礎知識から上手に稼ぐコツまで徹底解説していこうと思います!
スワップポイント運用におすすめの海外FX業者もご紹介しているので、これからスワップポイント運用を始めようという方はぜひ参考にしてくださいね。
- スワップポイントとは何か
- スワップポイントの計算方法
- スワップポイントで上手に稼ぐコツ
- スワップポイント運用におすすめの海外FX業者
海外FXのスワップポイントとは
FXでは基本的「為替差益」と「金利差」の2つの方法で得ることができます。
今回はこの「金利差」に絡めてスワップポイントの説明をしていきます!
まずは、スワップポイントの基礎知識について確認していきましょう!
スワップポイントは2カ国間の金利差できまる
スワップポイントは取引している2カ国通貨ペアの間で金利差が生じることによって生み出されています。
例えば、実際に年利10%の通貨を買って1年保有していれば、1年で10%分の利息が付いてきますよね。
銀行で円を貯金しても殆ど利息が付かない今、こうした金融機関での外貨の積み立て貯金も人気となっています。
一方、FXでは「通貨ペア」というセットで取引されます。
そこで年利1%の通貨で年利4.65%の通貨の買いポジションを立てた場合、差し引き3.65%の利益が得られると解釈できるわけです。
現在の日本円は非常に低金利であり、外国通貨の方が高金利になっています。
そのため、円で外貨を買ってポジション保有していると、プラスになることが多いのです。
スワップポイントは1日単位で反映される
金利を表現する時に、よく「年利〜%」といった年単位での数値で表現されるのを目にすると思いますが、スワップポイントは1日単位で反映されます。
その時点で保有しているポジションのサイズに対し、各FX業者が提示しているスワップポイントに基づいて口座にスワップポイント分の利益が適用されます。
スワップポイントが付与される時間帯はFX業者によって異なりますが、ニューヨーク市場がクローズする早朝に合わせ、口座に反映されるのが一般的です。
スワップポイントはFX業者によって違いがある
スワップポイントは同じ通貨ペアであっても、その数値はFX業者によって異なります。
スワップポイントは市場の取引とは直接的な関係がないため、FX業者が各々でスワップポイントの数値を決めているのです。
スワップポイントの条件の良さを売りにしてユーザーを集めている業者もあれば、スワップポイントの条件はあまりよくないが他のサービスに力を入れているという業者もあります。
このようにスワップポイントには各社の戦略や思惑が反映されてます。
そのため、スワップポイント運用をする際には、通貨ペアごとに違いを見たり、業者ごとの傾向を確認していくことが重要になるといえるでしょう。
海外FXのスワップポイントの計算方法
1日当たりのスワップポイントは、下記のように計算されます。
- 2つの通貨の政策金利の差 × 通貨の価格 × 取引数量=1年間のスワップポイント
- 1年間のスワップポイント÷365 =1日ごとに受け取れるスワップポイント
各社が公表しているスワップポイントは、「2つの通貨の政策金利の差 × 通貨の価格 × 取引数量=1年間のスワップポイント」の取引数量の部分を基本取引量となる10万通貨などにした場合の数値です。
クロスドルといった円以外の通貨ペアを計算したいときは、損益通貨が1通貨当たり何円になるかを考えます。
例えば、トルコリラ/ドルでスワップポイント運用したとすると、損益に関してはトルコリラが基準になっているので、現在のレートである約16円が1通貨当たりの価値です。
つまり、1TRY≒16円として計算します。
現在の各国が行っている金融政策の状況を考えれば、クロス円以外の通貨ペアをスワップポイント運用することは少ないと思いますが、クロス円以外の通貨ペアスワップポイント運用する場合はぜひ参考にしてくださいね。
スワップポイント運用で稼ぐコツ
それでは、スワップポイント運用で上手に稼ぐにはどのようなポイントを意識しておけばいいのでしょうか?
スワップポイント運用で稼ぐコツとしては、以下の4つがあげられます。
- 金利の高い通貨ペアで運用する
- 高スワップなFX会社で運用する
- 価格の下落を警戒しつつ、うまく利用する
- サヤ取りで価格変動のリスクをなくす
それぞれ順番に詳しく見ていきましょう!
金利の高い通貨ペアで運用する
スワップポイント運用で稼ぐコツ1つ目は、金利の高い通貨ペアで運用するということです。
スワップポイントは2カ国間の金利差でその数値が決まっているので、金利の高い通貨と金利の安い通貨のペアを保有しておけば効率よくスワップポイントで利益を獲得することができます。
一般的にスワップポイント向きだと言われている通貨は、トルコリラやメキシコペソなどですね。
価格変動に対するリスクヘッジを考えておく必要はありますが、これらの通貨で運用すれば効率よくスワップポイント運用で利益を獲得することができるでしょう。
高スワップなFX会社で運用する
スワップポイント運用で稼ぐコツ2つ目は、高スワップなFX会社で運用するということです。
先ほどもご説明した通り、スワップポイントはFX会社によって数値が違います。
あるFX会社でかなり高い数値でスワップポイントを提供していても、同じ通貨ペアでも他のFX会社ならマイナスになっているということもあり得ます。
スワップポイント運用をする時には、必ず、自分が取引したい通貨ペアのスワップポイントを各社比較してみて、一番条件の良い会社を選ぶことが、スワップポイント運用で稼ぐコツといえるでしょう。
価格の下落を警戒しつつ、うまく利用する
スワップポイント運用で稼ぐコツ3つ目は、価格の下落を警戒しつつ、うまく利用するということです。
一般的に、高金利通貨といわれる通貨は、米ドルや日本円などのようなメジャー通貨に比べると、価格変動の幅が大きくなりがちです。
そのため、価格の下落を警戒しつつうまく利用すればかなり大きな額の利益を狙えることでしょう。
例えば、価格が大きく下落した時に買いでポジションを保有しておいて、スワップポイントを受け取りつつ、しばらく経ってから値段が上がったところで売れば、スワップポイントだけでなく売買差益でも大きく稼ぐことが可能です。
もちろん、うまくいくとは限りませんが、スワップポイントだけでなく売買差益も考慮して運用すれば、より効率よく利益を伸ばすことができます。
サヤ取りで価格変動のリスクをなくす
スワップポイント運用で稼ぐコツ4つ目は、サヤ取りで価格変動のリスクをなくすということです。
サヤ取りとは、異なるFX業者の口座を利用し、価格変動の影響をできる限り抑えるスワップポイント運用方法です。
例えば「米ドル/円」で「買いのプラススワップが50円の業者」と「売りのマイナススワップ-20円の業者」の双方でポジションを立てます。
すると、毎日50円-20円で、30円の利益が確保できます。
同じ通貨ペアでも「プラススワップが大きな業者」と「マイナススワップが小さな業者」を利用することがコツで、サヤ取りを使えば相場がどちらに動いても安定した利益を得ることが可能となります。
先ほどの例で言えば、「売りのマイナススワップ」のポジションを持っていることで、買いポジションの損失と同額の含み益によって、売買差分での損益は相殺され、常にスワップ差額の30円が入ってきています。
万が一、「買いのプラススワップ」のポジションだけでは、ドルが暴落した場合、スワップなど軽く帳消しにする大きな含み損を出してしまいますが、そういったリスクをサヤ取りでは防ぐことができるのです。
FX業者によっては、サヤ取りのような取引を禁止している場合もあるので、利用規約を確認しなくてはなりませんが、スワップポイント運用の一つの戦略として利用してみる価値はあるでしょう。
海外FXでスワップポイントが高いおすすめ業者3選
そもそも、海外FXではスワップポイントがマイナスなことがほとんどでスワップポイント運用に適している業者はそれほど多くありません。
効率よくスワップポイント運用で利益を得るためには、業者選びがかなり重要となってきます。
それでは、海外FXでスワップポイント運用に向いている業者は具体的にはどんな業者があるのでしょうか?
海外FXでスワップポイントが高いおすすめ業者は以下の3つです。
- XM Trading
- GEMFOREX
- TitanFX
それぞれの業者の特徴について見ていきましょう!
XM Trading
海外FXでスワップポイントが高いおすすめ業者1社目は、XMTradingです。
ユーロ/トルコリラ(EUR/TRY)、米ドル/南アランド(USD/ZAR)、ユーロ/南アランド(EUR/ZAR)といった通貨ペアでスワップポイントがプラスになっています。
XMのメリット・デメリットはこちら
メリット | デメリット |
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口座開設ボーナスあり(3,000円) ポイント制度で長期的にお得 クッション機能付きのボーナスがほとんど 海外FX大手による資産補償や信託保全 証拠金が0になるので両建てに向いている 条件達成で無料VPS使用可能 自動売買に向いている | スプレッドが少し広い 口座残高によってレバレッジ規制がかかる 銀行送金以外使えない 両建ても一応ルールがある 取引コストが高い |
\ 業界大手の安心感! /
GEMFOREX
海外FXでスワップポイントが高いおすすめ業者2社目は、GEMFOREXです。
ドル/円(USD/JPY)、ドル/トルコリラ(USD/YRY)、ユーロ/南アフリカランド(EUR/ZAR)、ドル/メキシコペソ(USD/MXN)といった通貨ペアでスワップポイントがプラスになっています。
ドル円では買いスワップと売りスワップどちらもプラスなので、スワップポイント狙いのサヤ取りをしたい方におすすめです。
メリット | デメリット |
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口座開設ボーナスあり(1万円) ボーナスが業界最高水準 入出金方法が豊富 スプレッドが狭い 取引手数料が無料 自動売買のEAソフトを無料提供している 銀行送金の手数料を負担してくれる 固定スプレッドなので相場が荒れても安心 スワップポイントは高め | 透明性の低いDD方式での取引 オールインワン口座でしかボーナスを受け取れない スキャルピングはほぼ不可能 運営歴は長いが資産補償なし |
\ 充実したサービスと徹底した日本語対応! /
TitanFX
海外FXでスワップポイントが高いおすすめ業者3社目は、TitanFXです。
ドル/ロシアルーブル(USD/RUB)、ユーロ/トルコリラ(EUR/TRY)、ポンドトルコリラ(GBP/TRY)といった通貨ペアでスワップポイントがプラスになっています。
特に、トルコリラや、南アフリカランド、ロシアルーブルといった通貨が絡むペアで軒並みスワップポイントがプラスになっているので、これらの通貨を狙いたい方におすすめです。
メリット | デメリット |
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取引コストが格段に低い 安全性や透明性がかなり高い 本人確認をSMSのみでできる スワップポイントが銘柄によってかなり高い スキャルピングや短期売買に1番向いている 取引環境が良く、自動売買に向いている 約定力が業界トップレベルで高い 注文がほぼ滑らない 金融ライセンスやNDD方式採用で安心トレード レバレッジに規制がかからない 資金を分別管理している | ボーナスが一切ない レバレッジは500倍まで 100万円以上の入出金は本人確認書類が必要 |
\最高の取引環境!/
スワップポイント運用時の注意点
最後にスワップポイント運用時の注意点について確認しておきましょう。
- スワップは翌日に持ち越さないと発生しない
- 海外FXのスワップポイントは土日はなし(水曜日が3倍)
- ファンダメンタルズ分析を必ず行う
- 資金を特定の通貨ペアだけでなく分散させる
- 証拠金維持率に余裕をもって運用する
- スワップポイントの変動を確認する
上記のポイントを知っておくだけで、かなりの損失を防ぐことができます。
それでは、それぞれ順番に確認していきましょう!
スワップは翌日に持ち越さないと発生しない
スワップポイント運用時の注意点1つ目は、スワップは翌日に持ち越さないと発生しないということです。
スワップポイントは、日を跨いでポジションを保有している時に反映されます。
ニューヨーク市場がクローズする早朝に合わせ、口座に反映されるのが一般的ですので、それまでにポジションをクローズしてしまうとスワップポイントは発生しません。
焦ってポジションを早めにクローズしないように注意しましょう。
海外FXのスワップポイントは土日はなし(水曜日が3倍)
スワップポイント運用時の注意点2つ目は、海外FXのスワップポイントは土日はなし(水曜日が3倍)ということです。
海外FXではスワップポイントは土日には発生せず、その分水曜日のスワップポイントが3倍となります。
年末年始などの長期休暇ではこのルールの適用外になることはありますが、基本的には水曜日がスワップポイント3倍になるということは必ずおさえておきましょう。
ファンダメンタルズ分析を必ず行う
スワップポイント運用時の注意点3つ目は、ファンダメンタルズ分析を必ず行うということです。
よく「スワップポイント運用なら取引を繰り返す必要がないから放置しておけばいいのでしょ?」と考える方もいるのですが、これは大きな間違いです。
ポジションを保有しているということは、売買差益が発生するということなので、放置していると、大きな損失を出す可能性もあります。
FXでポジションを長期保有する時に大事になるのは、ファンダメンタルズ分析です。
自分でファンダメンタルズ分析ができなくても、たくさんのプロの投資家が情報を開示してくれているので、それらを参考に、自分が保有している通貨の状況を定期的に確認しておきましょう。
資金を特定の通貨ペアだけでなく分散させる
スワップポイント運用時の注意点4つ目は、資金を特定の通貨ペアだけでなく分散させるということです。
資金を特定の通貨ペアに集中させてしまうと、万が一価格の暴落、もしくは暴落が起きた時に、復帰できない損失を抱えることになってしまいます。
リスク回避のためにも、できる限り資金は分散して運用しましょう。
証拠金維持率に余裕をもって運用する
スワップポイント運用時の注意点5つ目は、証拠金維持率に余裕をもって運用するということです。
FXでは、証拠金維持率が一定値を下回った時に強制ロスカットが発生します。
この水準のことをロスカットラインと呼ぶのですが、ロスカットラインを下回ってしまうとポジションが強制的にクローズしてしまうため、うまくスワップポイント運用ができません。
各ブローカーごとにロスカットラインは異なるので、必ず事前に確認して、証拠金維持率に余裕をもって運用するように心がけましょう。
スワップポイントの変動を確認する
スワップポイント運用時の注意点6つ目は、スワップポイントの変動を確認するということです。
実は、通貨ペアや取引しているブローカーによってはスワップポイントかなり変動します。
今まではプラスだったのに、ある日を境にマイナスに転じたということも少なくありません。
スワップポイント運用をする時には、必ず保有している通貨ペアのスワップポイントを定期的に確認しましょう。
海外FXのスワップポイントについてよくあるQ&A
- スワップポイントが口座に反映されるのはいつ?
-
スワップポイントが口座に反映されるのは、原則として業者の営業日をまたぐタイミングです。
- スワップポイントにも税金はかかりますか?
-
スワップポイントで得た利益も所得の一部と見なされるため、当然税金もかかります。
スワップポイントで得た利益も含めて、必ず確定申告をしてください。
海外FXの税金計算方法!いくらから発生するのか・税率や確定申告、節税のやり方を解説 FX取引で利益がでてきたが、税金の申告はどうすればいいのという方は少なくないでしょう。 特に海外FXのハイレバレッジ環境で取引されている方で、投資した自己資金に対… - 業者によってスワップポイントが違うのはなぜ?
-
各業者は、金利差分がそのままスワップポイントとして提示しているのではなく、仲介手数料などを差し引いた額をスワップポイントとして提示しています。そのため、業者によってスワップポイントの数値に違いが生じているのです。
スワップポイントでインカムゲインを狙ってみよう!
- スワップポイントは取引している2カ国通貨ペアの間で金利差が生じることによって生み出される
- 金利の高い通貨ペアや高スワップなFX会社で運用すると上手に利益を得られる
- 価格変動をうまく利用したりサヤ取りなどの手法を使うことでさらに大きな利益を狙える
- 資金を特定の通貨ペアだけでなく分散させたり、証拠金維持率に余裕をもって運用することも重要
いかがだったでしょうか?
今回は、スワップポイント基礎知識から上手に稼ぐコツまで徹底解説していきました!
スワップポイント運用は売買を繰り返す必要がないため、精神的な負担もかなり軽減しながら運用できます。
難しい状況判断も必要ないので、FX初心者の方でも始めやすい運用方法といえるでしょう。
興味のある方はこの機会にぜひ、スワップポイント運用をはじめてみてくださいね!
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