こちらの記事では、RSIの超基本的な使い方や、数値の表している意味などを解説しています!
もっと高度な「有効な使い方」「ダマシの回避方法」「おすすめの設定」などは以下の記事をご覧ください!
RSIとは?
RSI(Relative Strength Index)は、相対力指数と呼ばれ、株式市場や仮想通貨市場などで広く使用されているテクニカル分析の一つです。
RSIは、過去の価格の変動を基に算出され、市場の過熱度や価格の逆転の可能性を示す指標として利用されます。
この記事では、RSIの基本的な使い方や数値の意味、注意点などについて解説します。
RSIの数値が示しているもの
買われすぎ
RSIの数値が70以上になった場合、市場が買われすぎ状態になっていることを示しています。
つまり、価格が急騰し過ぎているため、一時的な調整や価格の下落が予想されます。
RSIの数値が70以上になった場合、投資家は通貨の買われすぎと判断できるため売りのポジションを検討することができます。
売られすぎ
一方、RSIの数値が30以下になった場合、市場が売られすぎ状態になっていることを示しています。
つまり、価格が急落し過ぎているため、一時的な反発や価格の上昇が予想されます。
この場合、投資家は買いのポジションを検討することができます。
このように、買われすぎ・売られすぎの観点から、現在の相場で逆張りをするタイミングを判定できるというわけです。
RSIの使い方
RSIが有効な時期
RSIは、相対的な価格の変動を示すため、特に相場のトレンドが明確でない時期に有効です。
相場が横ばいやレンジ相場の場合、RSIが価格の反転ポイントを示すことがあります。
また、トレンド相場の転換点や調整の終わりを判断する際にもRSIは有用です。
→レンジ相場の時に有効なオシレーター分析手法
RSIが有効でない時期
一方、相場が強いトレンドを持っている場合、RSIの数値は一貫して高い(買われすぎ)または低い(売られすぎ)状態が続くことがあります。
このような場合、RSIはあまり有効ではありません。
相場のトレンドが強い場合は、他のテクニカル分析手法を組み合わせることが重要です。
→トレンドが強い場合に有効なテクニカル分析手法
RSI分析のポイント
RSIを分析する際に注意すべきポイントは以下の通りです。
- RSIの数値が70以上または30以下になった場合、価格の反転や調整の可能性が高まります。
- RSIは一時的な反発や価格の逆転の可能性を示す指標であり、必ずしも確定的なシグナルではありません。
- RSIの数値が極端な値に達した場合でも、他のテクニカル分析手法や市場情報との組み合わせが重要です。
RSIの詳しい使い方や、ダマシ回避の方法についてはこちらをご覧ください↓
RSIにおすすめの設定値
一般的に、RSIの期間設定は14日間がデフォルトとされていますが、投資家やトレーダーの好みに応じて変更することも可能です。短期的なトレンドを追う場合は、10日間や7日間のRSIが有効です。
長期的なトレンドを追う場合は、20日間や30日間のRSIが適しています。
RSIにおすすめの組み合わせ
RSIを単独で使用することも可能ですが、他のテクニカル分析手法との組み合わせも有効です。たとえば、移動平均線やMACD(Moving Average Convergence Divergence)などと組み合わせて使用することで、より確かなトレードの判断ができます。また、チャートパターンやサポート・レジスタンスラインとの相互確認も重要です。
RSIは、相対的な価格の変動を示す指標として、投資家やトレーダーに広く利用されています。
RSIの数値が示す買われすぎや売られすぎの状態は、市場のトレンドの反転や価格の調整を予測する重要な手がかりとなります。
しかし、RSIは一時的な変動を示す指標であり、他のテクニカル分析手法や市場情報との組み合わせが重要です。
投資家やトレーダーは、自身のトレードスタイルに合わせてRSIの設定値や組み合わせ手法を工夫することで、より正確なトレード判断を行うことができます。