RSIのダイバージェンスって聞いたことがあるけど、具体的な使い方がわからない。
そのような方は多いと思います。
この記事ではRSIのダイバージェンスの具体的な使い方とその注意点について解説します。
RSとIダイバージェンスとは？
RSIとは？
RSI(Relative Strength Index)とは、トレンド変換のシグナルとして使われるテクニカル分析のツールです。RSIは相対的な強さを示す指標であり、価格の変動を考慮して買われすぎや売られすぎの状況を判断するのに活用することができます。
ダイバージェンスとトレンド変換、その意味とは？
RSIのダイバージェンスとはRSIの上昇や下降と価格の動きとの関係を分析することで、トレンドの転換点を予測する手法です。
ダイバージェンスとは、2つのものが逆方向に動くことを意味します。RSIダイバージェンスでは、価格の動きとRSIの動きが逆方向になることに注目する必要があります。
通常、価格が上昇している時にRSIが下降している場合、強気のダイバージェンスと言います。逆に、価格が下降している時にRSIが上昇している場合、弱気のダイバージェンスと言います。このダイバージェンスが発生することで、トレンドの転換点を予測することができます。
RSIを使うとき必須！ダイバージェンス！
RSIを使う上で、ダイバージェンスは非常に重要な指標です。ダイバージェンスを見つけることで、トレンドの転換点を予測することができます。以下では、強気のダイバージェンスと弱気のダイバージェンスの見方について解説します。
強気のダイバージェンスの見方
強気のダイバージェンスを見つけるためには、価格の下降とRSIの上昇が必要です。価格が下降しているのに対し、RSIは上昇している場合、強気のダイバージェンスが発生していることになります。これは、売られすぎの状況から買い戻しが入り、価格が上昇する可能性が高いことを示しています。
弱気のダイバージェンスの見方
弱気のダイバージェンスを見つけるためには、価格の上昇とRSIの下降が必要です。価格が上昇しているのに対し、RSIは下降している場合、弱気のダイバージェンスが発生していることになります。これは、買われすぎの状況から売りが入り、価格が下降する可能性が高いことを示しています。
リバーサル(ヒドゥンダイバージェンス)とは？
リバーサルは、価格の動きとRSIの動きが逆方向になることを指します。この逆方向の動きは、通常のダイバージェンスとは異なり、価格のトレンドが逆転する可能性が高いことを示しています。
ヒドゥンダイバージェンスとも呼ばれます。以下では、リバーサルの見方について解説します。
強気のリバーサルの見方
強気のリバーサルを見つけるためには、価格の下降とRSIの下降が必要です。価格が下降しているのに対し、RSIも下降している場合、強気のリバーサルが発生していることになります。これは、売られすぎの状況が続いているため、価格が逆転して上昇する可能性が高いことを示しています。
弱気のリバーサルの見方
弱気のリバーサルを見つけるためには、価格の上昇とRSIの上昇が必要です。価格が上昇しているのに対し、RSIも上昇している場合、弱気のリバーサルが発生していることになります。これは、買われすぎの状況が続いているため、価格が逆転して下降する可能性が高いことを示しています。
RSIによるトレード実例
RSIダイバージェンスを使ったトレードの実例を紹介します。これにより、RSIダイバージェンスの使い方がより具体的に理解できるでしょう。
チャートの内の矢印の通り、価格を示すチャートが安値を切り下げている中で、RSIは上昇する動きを見せています。
この場合弱気相場のダイバージェンスが発生しているので、戻り目を狙った売りの戦略でエントリーポイントを探っていくと良いでしょう。
RSIダイバージェンスのまとめ
RSIダイバージェンスは、トレンドの転換点を予測するための強力な分析手法です。
強気のダイバージェンスと弱気のダイバージェンスを見つけることで、価格の逆転を予測することができます。また、リバーサルもトレンドの逆転を予測するための重要な指標です。RSIダイバージェンスを使って、トレードの成功率を高めましょう！
また、RSIダイバージェンスは、テクニカル分析において重要なツールの一つです。
正確に使われることにより、投資家やトレーダーはトレンドの転換点を早期に見つけることができます。しかし、注意点もあります。RSIダイバージェンスは単独で用いるよりも、他のテクニカル指標と組み合わせて使用することが推奨されます。また、価格の変動が大きい場合や相場の状況が特殊な場合には、RSIダイバージェンスの信頼性が低くなることもあります。トレードの際には、十分な検証と分析を行い、リスク管理を心掛けましょう。
