ロールリバーサルとは?FXで勝率をグンと上げる基本手法について解説!

ロールリバーサルは、FXトレーディングで使用される基本的なテクニカル分析手法の一つです。
この手法を使うことで、勝率を飛躍的に向上させることができます。

水平線やトレンドラインなどを正しく引けるようになった方必見です。
レジスタンスラインやトレンドラインを突破した後の動きはどうなるのか?また、エントリーポイントはどこなのか?

ロールリバーサルの基本的な考え方や使用方法について解説していきます。
初心者から上級者まで、幅広いトレーダーに役立つ情報を提供します。

目次

ロールリバーサルとは?

ロールリバーサルの解説
ロールリバーサルの解説

ロールリバーサルは、何度も意識されている価格帯などの水平線やトレンドライン、チャネルラインをブレイクすることを基にしたトレーディング手法です。

価格がこれらのラインをブレイクすることで、市場の方向転換が起こる可能性があると考えられます。
この反転を予測してトレードを行うことがロールリバーサルの目的です。

ロールリバーサルの特徴として、元のレジスタンスラインやトレンドラインをブレイクした後に、そのラインがサポートラインとなって新たな反発の指標になることが挙げられます。

基本的にローソク足でラインを引き反発に関しては、ヒゲを考慮してもそこまで問題はありませんが、ブレイクとそれ以降の反発に関しては実態ベースで考えることにしましょう。

ロールリバーサルとリターンムーブの違い

ロールリバーサルは、リターンムーブとも呼ばれることがあります。(実際にはリターンムーブを含んでいる)

リターンムーブは、例えばレジスタンスラインをブレイクした後にまたそのレジスタンスライン(後のサポートライン)に戻ってくることを言います。

例えば、価格が上昇トレンドの上限に達し、その後下落に転じる場合などです。
ロールリバーサルを利用することで、このような反転を予測し、トレードの機会を見逃さずに済ませることができます。

ロールリバーサルは、サポートとレジスタンスのレベルが逆転する現象を指し、リターンムーブは、価格がブレイクしたレベルに再び戻ってくる動きを指します。

両者は異なる現象を示すものの、市場の動きやトレンドの方向性を理解する上で非常に重要な概念です。

ロールリバーサルの使いどき【初心者編】

ロールリバーサルはさまざまなインジケーターやチャートパターンで使われますが、初心者には少し難しい使い方をする時もあります。

まだロールリバーサルで勝率が定着しないという方は以下の3つに絞ってトレードすると良いでしょう。

初心者のロールリバーサルの使いどき
  • 水平線をブレイクした時
  • トレンドラインをブレイクした時
  • チャネルラインをブレイクした時

水平線をブレイクした時

水平線をブレイクした時のロールリバーサル

水平線をブレイクした時には、価格の方向転換が起こる可能性があります。

水平線は過去の価格のサポートやレジスタンスを表しているため、そのラインがブレイクされると、市場心理が変化し、トレンドの反転が起こることがあります。

意識されている価格を抜けたから、その方向にトレンドが転換するかも…?といった市場心理が主に働くということです。

水平のレジスタンスラインをブレイクした後は、リターンムーブを待って、実体での反発を確認してからエントリーするのが安定すると考えられます。

トレンドラインをブレイクした時

トレンドラインをブレイクした後のサポートライン

トレンドラインは、価格のトレンドを表す重要なラインです。
下降トレンドや上昇トレンドとなっているチャートのトレンドラインをブレイクした時に、ロールリバーサルは現れます。

価格がトレンドラインをブレイクすると、下降トレンドなら上昇トレンドへ、上昇トレンドなら下降トレンドへ転換する可能性があります。
その時にトレンドラインがサポートラインへ転換することでロールリバーサルの完成です。

トレンドラインのブレイクをトレードシグナルとして捉え、エントリーポイントを見極めることが重要です。

チャネルラインをブレイクした時

チャネルラインをブレイクした時のロールリバーサル

チャネルラインは、価格の範囲を示す重要なラインです。

価格がチャネルラインをブレイクすると、範囲からの脱出が起こる可能性があります。
ロールリバーサルの観点からは、価格がチャネルラインをブレイクした後に逆方向に動くことが予測されます。

上昇トレンドなら下降トレンドに、下降トレンドなら上昇トレンドに転換する可能性が高いです。
上記の画像なら上昇チャネルの中でサポートラインをブレイクしているので、サポートラインがレジスタンスラインに変わり、下落する可能性が高くなると言えます。

このチャンスを逃さずにエントリーポイントを見つけることが大切です。

ロールリバーサルの応用編

ネックラインをブレイクした時

ネックラインをブレイクした時のロールリバーサル

ネックラインは、ヘッドアンドショルダーパターンなどのリバーサルパターンにおいて重要な役割を果たすラインです。

価格がネックラインをブレイクすることで、トレンドの反転が起こる可能性が高まります。
ネックラインのブレイクがロールリバーサルのサインとなり、エントリーポイントを見極めることが重要です。

フラッグを生成したとき

フラッグをブレイクした後のロールリバーサル

フラッグは、一時的な休憩期間の後に再びトレンドが継続することを示すパターンです。

価格がフラッグの範囲を抜け出すことで、トレンドの反転が起こる可能性があります。
ロールリバーサルの観点からは、フラッグのブレイクがエントリーポイントとなることがあります。

ロールリバーサルの探し方は?

ロールリバーサルを探すためには、チャートパターンの分析やテクニカル指標の使用が有効です。

価格の水平線、トレンドライン、チャネルライン、ネックライン、フラッグなどのパターンを探し、それらがブレイクした際にエントリーポイントを特定します。

また、ボリンジャーバンドやRSIなどのテクニカル指標を使って、過買いや過売りのサインを探した上で、チャートの形を確認することも効果的です。

ロールリバーサルは初心者におすすめ!

ロールリバーサルは、基本的なテクニカル分析を用いたトレーディング手法です。

そのため、初心者にも比較的取り入れやすい手法と言えます。
価格の水平線やトレンドラインなど、比較的シンプルなチャートパターンを利用するため、理解しやすく、実践もしやすいです。

初めてFXトレードをする人にもおすすめの手法と言えるでしょう。

ロールリバーサル FX まとめ

ロールリバーサルは、価格の反転を予測するための基本的なテクニカル分析手法です。水平線、トレンドライン、チャネルライン、ネックライン、フラッグなどのブレイクがエントリーポイントとなります。

初心者にも取り入れやすい手法であり、勝率を飛躍的に向上させることができます。
テクニカル分析やチャートパターンの学習を通じて、ロールリバーサルをマスターし、FXトレードでの成功を目指しましょう。

ロールリバーサルは、FXトレーディングで勝率をグンと上げる手法の一つです。
この記事では、ロールリバーサルの基本的な考え方や使いどき、応用編、探し方、初心者におすすめの理由などを解説しました。

ロールリバーサルを使うことで、市場の動きをより正確に読み取り、トレードの機会を見逃さずに済ませることができます。

テクニカル分析やチャートパターンの研究を通じて、ロールリバーサルをマスターし、FXトレードでの成功を目指しましょう。

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この記事を書いた人

イーストのアバター イースト Webディレクター兼トレーダー

・慶應義塾大学経済学部
・1級ファイナンシャルプランニング技能士
・証券アナリスト(CMA)
・証券外務員一種
・TOEIC895点

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