MACDとは?エントリーポイントの見方・有効な使い時について画像付きで詳しく解説!

MACD(Moving Average Convergence Divergence)は、テクニカル分析において非常に人気のある指標です。

この記事では、MACDの基本的な概念・使い方・エントリーポイントの見方・有効な使い時・そしてダイバージェンスについて詳しく解説します。

画像付きでわかりやすく解説しているので、初心者の方でも理解しやすいはずです。

目次

MACDとは?

MACDとは

MACDは、移動平均線同士の収束・発散を表す指標です。

2つの指数平滑移動平均線(EMA)を用いて計算され、その差を表す「MACD」とMACDラインの指数平滑移動平均線を表す「シグナルライン」から成り立っています。

MACDは、トレンドの転換や相場の勢いを捉えることができるため、投資家やトレーダーにとって非常に重要なツールとなっています。

MACDの使い方

MACDの使い方は非常にシンプルです。

  1. MACDがシグナルを上抜ける交差で買いシグナルを見つける
    (ゴールデンクロス)
  2. MACDがシグナルを下ぬける交差で売りシグナルを見つける
    (デッドクロス)
  3. MACDとチャートの動きからトレンドの転換点を探す
    (ダイバージェンス)
  4. MACDとシグナルの位置関係でトレンドの始まりを予測する
  5. 売りと買い両方のエントリーポイントを探すことができる

MACDラインとシグナルラインのクロスや、それらの位置関係を見ることでエントリーポイントを見つけることができます。
また、MACDのヒストグラムやダイバージェンスも使い方の一つです。

この後の項目で詳しく解説します。

MACDのエントリーポイントの見方は?

MACDのゴールデンクロス

MACDのゴールデンクロスとは

MACDのゴールデンクロスは、MACDラインがシグナルラインを下から上に突き抜けるポイントを指します。
これは買いシグナルとされ、相場の上昇トレンドの始まりを示しています。

ゴールデンクロスが形成されたら、エントリーポイントとして考えることができます。

MACDのデッドクロス

MACDのデッドクロスとは

MACDのデッドクロスは、MACDラインがシグナルラインを上から下に突き抜けるポイントを指します。
これは売りシグナルとされ、相場の下降トレンドの始まりを示しています。

デッドクロスが形成されたら、エントリーポイントとして考えることができます。

MACDの有効な使い時

MACDは、特にトレンドが強い相場で非常に有効な指標となります。

トレンドが明確に形成されている場合、MACDのクロスやヒストグラムの変化を見ることで、エントリーポイントを見つけることができます。

また、MACDのダイバージェンスもトレンドの転換を予測するための有効な使い時となります。

MACDのダイバージェンス

MACDのダイバージェンスは、価格とMACDの動きの逆転を示す現象です。

価格が上昇しているのに対して、MACDが下降している場合、または価格が下降しているのに対して、MACDが上昇している場合にダイバージェンスが発生します。

MACDのダイバージェンスとは

これも価格が上昇している最中にMACDが下降している場合は、下降のトレンドが次に来る可能性を示し「売りのサイン」を出していると捉えられます。

逆に価格が下降している最中にMACDが上昇している場合は、上昇のトレンドが次に来る可能性を示し「買いのサイン」を出していると捉えられます。

このような場合、相場の転換や反転の可能性が高まるため、トレーダーは注意が必要です。

MACDの注意点

MACDを使用する際にはいくつかの注意点があります。

MACDはレンジ相場では有効ではありません。

ダマシが多くなりMACDがかなりの角度でデッドクロス・ゴールデンクロスを行なっていても、下落幅・上昇幅ともに少なく逆の動きをする場合があるからです。

MACDのダマシ

過去のデータに基づいて計算されるため、過去の相場の動きに対して良い結果を出すことがあっても、将来の相場の動きを完全に予測することはできません。

また、MACDは単体で使うのではなく、他のテクニカル指標や価格パターンと組み合わせて使うことが重要です。

MACDとは? まとめ

MACDは、相場の勢いやトレンドの転換を捉えることができる非常に有用なテクニカル指標です。

ゴールデンクロスやデッドクロスを使ってエントリーポイントを見つけることができますし、ダイバージェンスによって相場の反転を予測することも可能です。

ただし、MACDは他の指標やパターンと組み合わせて使うことが重要であり、将来の相場の動きを完全に予測することはできません。
トレーダーは十分な分析と慎重な判断を行うことが重要です。

MACDは相場の分析において非常に重要な役割を果たす指標です。

この記事を通じて、MACDの基本的な使い方やエントリーポイントの見方を学ぶことができたでしょう。
また、MACDの有効な使い時や注意点についても詳しく解説しました。

MACDを使ってトレードする際には、慎重な分析と判断が必要ですが、正しく使えば相場のトレンドや反転を予測することができるでしょう。是非、MACDを活用してより効果的なトレードを行ってみてください。

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この記事を書いた人

イーストのアバター イースト Webディレクター兼トレーダー

・慶應義塾大学経済学部
・1級ファイナンシャルプランニング技能士
・証券アナリスト(CMA)
・証券外務員一種
・TOEIC895点

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