海外FXスキャルピングで勝てないワケを教えます。対策や勝つためのコツをやさしく解説!

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FXに限らず、株式や先物取引・指標取引等あらゆる相場に勝ちやすく有効な取引手法がスキャルピングです。

国内FXでは、スキャルピング非推奨、禁止などと謳っている業者が多いですが海外FXはスキャルピングを容認しているところも多いです!
そこで、当記事ではスキャルピングで勝てない理由と具体的な対策について、準備編と実践編に分け、スキャルピングで勝つためのコツまでを解説しますので、ご参考にしていただけましたら幸いです。

この記事の簡単なまとめ
  • スキャルピングで勝てないのは何故かが分かる
  • スキャルピングで勝つための環境が分かる
  • スキャルピングで勝つための対策ができる
  • スキャルピングで勝つためのコツが分かる
目次

スキャルピングとは?

スキャルピングは数秒から数分程度の短い時間で、何度も売買を繰り返して利益を積み上げるトレード手法です。1回あたりのトレードで狙う利幅が少ない分、相場が狙いに反した動きをしたときの損失も少ないのが最大の特徴といえます。

デメリットとしてはトレード回数が多いため取引環境を間違えるとトレードコストがかかることと、初心者の方には誤発注が増える傾向があります。
ただ、スプレッドが狭く取引手数料が安い環境では、取引手法のなかで勝率がもっとも高いため、利益を蓄積していくには堅実なトレード手法といえるでしょう。

しかし、国内FX業者ではスキャルピングを禁止または非推奨としているケースが多く、スキャルピングで取引すると警告メールが届いたり最悪は口座凍結処分を受けるケースもあります。

国内FX業者の注文方式はDD方式といわれるユーザーとの相対取引です。つまり、ユーザーの利益はその分業者の損失になります。

ユーザーが数秒から数分の間に売買を完結するスキャルピングで利益をあげられると、カバー取引が間に合わず損失が補てんできないため、国内業者は禁止しているのです。

一方、NDD方式を採用している海外FX業者では、ユーザーからの注文をパブリックな市場に直接流すため、スキャルピングを禁止している業者はありません。スキャルピングの取引環境としては海外FX業者がよいでしょう。

DD方式とNDD方式

DD方式(Dealing Desk)とは、投資家とFX業者が1対1で相対取引する注文方式のこと。これに対し投資家からの注文を直接パブリックなインターバンク市場・ECN市場へ流して取引する方式をNDD方式(No Dealing Desk)という。

カバー取引とは?

カバー取引とは、FX業者がユーザーから注文が入ると、同じ数量と価格で銀行や証券会社に注文する取引のことをいう。もし、ユーザーがその注文で利益をあげたとしても、FX業者でも同等の利益があがるため、ユーザーに払う損失を防ぐこと(補てん)ができる。また、ディーラーの判断でユーザーからの注文に対し反対売買でカバー取引をすることもある。

スキャルピングに勝てない理由と対策【準備編】

スキャルピングで利益を積み上げていくためには、スキャルピングに向いたトレード環境を準備することから始める必要があります。1日に数十回とトレードを積み重ねていくわけですから、取引コストは重要なポイントになります。

巷にある海外FXキャッシュバックサイト経由で専用口座を開設した場合、スプレッドが広く設定されるケースがありますので注意が必要です。

表面的にはスプレッドが通常口座と同じでも、注文して約定する瞬間に10%~30%のスプレッドが上乗せされるケースもあります。スキャルピングに取り組む場合には、キャッシュバック専用口座ではなく通常の手続きで口座開設しましょう。

それでは、スキャルピングで準備する項目を具体的にみていきましょう。

①トレード環境

1日に何十回とトレードを重ねるスキャルピングのトレード環境としては、海外FX業者のなかでもスプレッドが狭く取引手数料が安い業者を選択することが大切です。

加えて、スプレッドが狭く取引手数料が安い業者の口座のなかでも、ECN口座(ゼロ口座やノンスプレッド口座など)と呼ばれる口座を選択する必要があります。ただ、これらの口座はボーナスが提供されないのがデメリットです。

FX業者の立場でみるとボーナスを提供するということは、ボーナスを提供する予算をスプレッドに転嫁しないとなりません。そのため、ボーナスが付与されるスタンダード口座などではスプレッドが広く設定されています。

一方、ボーナスのなかでも魅力的な入金ボーナスは資金が枯渇してからしか取引には使えないクレッジットです。狙う利幅が少なくロスカット幅も狭いスキャルピングにおいてボーナスはあまり意味をもちません。

狙う値幅(利幅)が大きくロスカット幅も大きいスイングトレードであれば、万一口座残高が枯渇してしまったときにボーナスクレジットが有効に機能するといえるでしょう。

スキャルピングを実践するなら、ボーナスよりも、兎に角スプレッドが狭く取引手数料が安い口座を開設しましょう。ボーナスがない分、手数料が安いことでボーナスを先取りしていると考えればよいのです。

ただ、スプレッドが狭く取引手数料が安いからといって、金融ライセンスも取得していない信頼性が低い業者は避けてください

ECN口座とは?

ECN(Electronic Communications Network)口座とは、世界第二位の取引量を誇る米国ECN取引所と直結して取引ができる口座のこと。ECN取引所は、証券取引所を通さず、インターネット上で為替取引の他、先物、株式の取引を、大口投資家と個人投資家が同じ土俵で取引する透明性の高いフェアな取引所として知られる。ちなみに取引量が世界第一位は、英国のインターバンク市場。

②スプレッドが広い・約定力が低い業者を使っている

スキャルピングをスタンダード口座で実践してしまうと、スプレッドが広いため、いわゆる手数料負けをしてしまうことがあります。

スプレッドが広いと、エントリーした瞬間はたいていの場合、取引ツールの損益はスプレッド分がマイナス(損失)です。結果として予測どおりに相場が動いたとしても、その過程でスプレッド分のマイナスがプラスに転換するのに一定の時間がかかります。

その間、イライラすることもあり、つい予定の利幅を得ない状況でチキン利食いしてしまうケースもあるでしょう。1日に何十回も取引を繰り返すスキャルピングでは、広いスプレッドはメンタル的にも大敵なのです。

また、約定力が低い業者を使っていると、せっかく予測どおりに相場が動ても、大きくロスを出してしまうことがあります。これが何十回も続くとたとえトレード結果がプラスで終えたとしても、そのロスコストは計り知れません。

できるだけ、約定力が高い業者を選ぶことが重要です。

③取引量が少ない通貨ペア・時間帯で行っている

取引量が少ない通貨ペアを選択するとスキャルピングは成功しません。取引量が少ないということは、指値の売り(SELL)注文や買い(BUY)注文も少ないということです。

そのため、連続した値動きにならず決済注文を出すと値がすべって不利な価格で約定してしまう(スリッページという)などの理由から利益が確保できないことがあります。

また、取引量が少ない時間帯である日本時間の早朝6時~8時台(夏時間)では、いくらゼロ(Zero)口座やノンスプレッド口座でも一気にスプレッドが広がり、10pips~30pips程度になります。こうなると、いわゆるスプレッド狩りという被害にあい損失を増加させてしまうのです。

早朝の取引は絶対に避け、ポジションを持っている場合は早朝までに一旦決済するようにしましょう。

④根拠をもってエントリーしていない

トレードは、なぜこのポイントでエントリーするのか、決済するのかの根拠を明確にもっていないと勝てません。結局、上げるか下げるかであることは確かですが、なんとなく上がりそうまたは下がりそうでエントリーすると大抵は負けます。

また、なんとなくで勝ったとしても再現性はなく、その勝ちパターンを継続することは不可能です。

そこで、最低限以下の準備はしておきましょう。

スキャルピングに勝てない理由と対策【実践編】

スキャルピングの準備が整ったところで、次は実践編で勝てない理由を解説します。

①利確・損切のルールを決めていない・実行していない

トレードにおいて利確と損切りのルールをもつことは必須事項です。利益をあげるためにトレードをするわけですから、1回の取引でいくらの利益をあげ、損失はいくらで抑えるのかを決めないと始まりません。

ただ、相場は自分だけで作れるものではないので、たとえば「このトレードで10万円儲ける」と決めても、なかなかそのとおりにはなりません。

そこで重要なのが、1回の取引における利益と損失の比率(リスクリワード)です。このリスクリワードは、利益が1.2に対してリスクを1以下(1.2:1)に抑えましょう。リスクリワードは1.2:1以上の比率が期待できるポイントでしか取引は行わないことを意味します。

そもそも利確ライン(ターゲット)と損切り(ロスカット)が決まっていないトレードは、リスクリワードも決まっていない取引ということになるのです。ビジネスでいえば、原価計算も市場調査もしないで売値を決め、誰かに売り込んでいるようなことになります。

自身のトレードへの取り組み方が利益をあげられるものなか、破産に向かっているのかを知る方法にバルサラ破産確率がありますが、この計算方法のなかで重要なのがリスクリワードです。数式などの詳細はここでは割愛しますが、以下に計算シミュレーションをしてみました。

バルサラ破産確率の計算シミュレーション
  • 資金額:10万円
  • 勝率:50%
  • 1回の取引で許容する損失:資金の5%
  • リスクリワード比率:1.05倍(利益1.05 : 損失1)~1.1倍(利益1.1 : 損失1)
  • 破産と判断する資金額:1円

リスクリワード比率のみ数値を変え、他の要素は固定して計算シミュレーションした

リスクリワード比率破産の確率
1.05倍100%
1.053倍91.41%
1.055倍61%
1.057倍39.77%
1.06倍21.62%
1.065倍7.8%
1.07倍2.87%
1.075倍1.05%
1.09倍0.05%
1.1倍0.01%
1.103倍0%

リスクリワードは利確(利益)と損切り(損失)の比率ですが、1.05倍では破産の確率は100%でした。トレードの場合、スプレッドや取引手数料も含めるとリスクリワードは、1.2倍以上が必要です。

具体的には、ロスカットラインをエントリー価格から5pips離して設定(リスク)するなら、利確ラインはドル/円で6pips以上ポンド円の場合は6.5pips以上しても利益が獲れる(リワード)ポイントでエントリーしましょう。

しかし、ストップロスの設定(逆指値注文)までしているのに、設定をずらしてしまう人がいますが、これは破産確率を上げてしまう行為なので絶対にやめましょう。5pips逆に動いたら損切りと決めたらこれを実行してください。

この縛り(ルール)のなかで利益を追求すると、エントリーポイントが絞れるようになってきます。

また、トレードは損切りよりも利確が難しいとされます。実際、同じように含み益をもつトレーダー達が先を争って利確する訳ですから、毎回利確には注意が必要です。リスクリワードが達成できているのであれば欲張らずに利益を確保を優先してください。

もし、リスクリワードを達成して利確した後で、更に伸ばせたと思えるような結果であっても、最初は残念に思わないようにすることが大切です。まず、勝率を上げましょう

慣れてくると多少勝率を下げても、利益を伸ばせるポイント(勝負どころ)がみえてきます

②スキャルピングの経験不足

スキャルピングは狙う利幅が小さい分、ミスをしてしまうと即ロスコストにつながる取引手法といえます。

たとえば、買いと売りを間違えて注文してしまった、取引ロット数を大きく注文してしまった、タイミングが遅れたのにエントリーしてしまったなど様々なミスが発生しやすいので注意が必要です。

これらのミスをした場合は、一刻も早く決済して立て直しましょう。

また、ミスを防ぐ唯一の方法は、デモ口座を開設して練習することが重要です。どのようなことでも操作が絡む事柄は、練習なくして成功することはありません。

大切なお金を犠牲にして練習しなくとも、デモ口座という便利なものがありますので積極的に活用しましょう。

③複数の通貨ペアで取引してしまっている

FX口座を開設すると、メジャー通貨ペア、マイナー通貨ペア、エキゾチック通貨ペアなど様々な通貨ペアを選択して取引できます。しかし、スキャルピングで勝てる通貨ペアはメジャー通貨ペアのみです。

メジャー通貨ペアは取引量が多く、あらゆる価格帯に売り買いともに大量の指値注文が出されており、成行注文をすると現在値ともっとも近い指値注文と約定します。

しかし、マイナー通貨ペアや特にエキゾチック通貨ペアなどは指値注文がとびとびに分散して出されています。そのため、成行注文をすると現在値から大きく離れた価格の指値注文と約定(スリッページ)してしまい、意図した価格でポジションをもつことができません。

これはECN口座でも同様にスプレッドが広く、スキャルピングのように小さな値幅で利益を獲得する取引はできなのです。

スキャルピングが通用するメジャー通貨ペアは以下のとおりです。ECN口座の1ロットあたりの取引をした場合のスプレッドと取引手数料をpipsに換算し、これら二つをあわせたpips数を各通貨ペアの横に表示しています。

取引量が多い銘柄スプレッド(ECN口座)
EURUSD(ユーロ/米ドル)0.84pips~1.06pips
USDJPY(米ドル/円)1.01pips~1.1pips
GBPUSD(ポンド/米ドル)1.18pips~1.46pips
EURJPY(ユーロ/円)1.09pips~1.45pips
AUDUSD(豪ドル/米ドル)1.13pips~1.35pips
USDCAD(米ドル/カナダドル)1.2pips~1.53pips
USDCHF(米ドル/スイスフラン)1.0pips~1.41pips
EURGBP(ユーロ/ポンド)1.1pips~1.48pips
GBPJPY(ポンド/円)1.1pips~1.48pips
AUDJPY(豪ドル/円)1.32pips~2.52pips
NZDJPY(ニュージーランドドル/円)1.6pips~3.1pips

上記はインターバンク市場・ECN市場で上から取引量が多い順に並べています。国内FXの場合はUSDJPYが1位ですが、海外FXでは、EURUSDが圧倒的に1位でスプレッドももっとも狭くなっています。ECN口座でも海外業者によってスプレッドと取引手数料が違うためスプレッドには幅があります。

これらの通貨ペアでは、それぞれ値動きの癖があります。そのため、エントリーや利確するタイミングが変わったりで複数の通貨ペアで取引をするとストレスを抱える原因になるのです。

最初はどれか一つか二つの通貨ペアに絞って自分の得意な通貨ペアをみつけましょう

たとえば、東京市場の時間帯にもよく動き、ロンドン時間に入ると更に値動きが大きくなるAUDJPY(豪ドル/円)、日本時間21:00頃にだけ取引する場合には、EURUSD(ユーロ/米ドル)、GBPUSD(ポンド/米ドル)などがおすすめです。

④値動きが小さい通貨ペアで取引してしまっている

スキャルピングで勝てない理由として、もう一つ考えられるのが通貨ペアの値動きが小さい時間帯に取引してしまうことです。

FXは差金決済取引ですから、買った価格と決済した価格・売った価格と決済した価格の差額が利益です。先述したとおり取引量が少ない時間帯はトレードになりません。

こういう状況でエントリーしても方向性が不明瞭で小幅なレンジで動くだけでトレードにならないため避けてください

たとえば、東京市場の取引時間帯では、円・豪ドル・ニュージーランドドルと絡む通貨ペアは動きますが、ポンド・ユーロが絡む通貨ペアは動かない傾向があります。

スキャルピングのポイント!
  • 東京市場で動かない通貨ペア
    EURUSD(ユーロ/米ドル)・EURGBP(ユーロ/ポンド)・GBPUSD(ポンド/円)・USDCAD(米ドル/カナダドル)
  • ロンドン市場閉場後(26:00以降)動かない通貨ペア
    AUDJPY(豪ドル/円)、NZDJPY(ニュージーランドドル/円)を筆頭に米ドルが絡まないクロス円の通貨ペア

これらの特徴を押さえて、ご自身のライフスタイルを考慮して通貨ペアを選択しましょう。

スキャルピングで勝つためのコツ

スキャルピングで勝つためのコツについて、解説します。

①経済ニュースをチェックする

FXは、以下の経済指標を節目に新たなトレンドを形成する傾向があります。

FX相場に影響が大きい経済指標
  1. 米国雇用統計:毎月第一金曜日9:30(夏時間)に発表予定
  2. 米国FOMC(金融政策):2022年5/3~4、6/14~15、7/26~27、9/20~21、11/1~2、12/13~14
  3. 米国国内総生産(GDP):3ヶ月に1回(1/末、4/末、7/末、10/末)
  4. 米国ISM製造業景況感指数:毎月第一営業日
  5. 米国消費者物価指数(CPI):毎月第一水曜日前後
  6. 小売売上高:毎月第二週頃
  7. 住宅着工件数:毎月
  8. 鉱工業信頼感指数:毎月
  9. ECB金融政策決定会合;2022年2/3、3/10、4/14、6/9、7/21、9/8、10/27、12/15

そのため、これら経済指標の発表前は期待買いまたは売り注文が出やすくトレンドを形成することがあります。また、発表直後は激しく売買が交錯、5分~10分間で数十pipsも上下し、どちらに動くのか分からないときもあります。

激しい値動きが落ち着くと、一方向にトレンドを形成して動いていくという傾向があるので、エントリーチャンスです。

ただ、発表直後はスプレッドが大きく広がるため、スキャルピングではエントリーすることはできませんが、一旦落ち着きだすとスプレッドも通常の広さに戻るため、エントリーチャンスを見逃さないことが重要です。

つまり、スキャルピングでは経済指標の発表前と、発表後5分~15分が経過した頃とで2回のエントリーチャンスがあります。

経済指標発表による値動きの強さは、その時期の経済情勢により注目度が変わるので、時点で確認することが必要です。たとえば2022年3月現在であれば、米国経済のインフレ懸念からFOMC米国政策金利に加え消費者物価指数なども注目点といえるでしょう。

経済指標発表には、発表前に予想数値が示されており発表内容が予想どおりであった場合は、小動きで終わることもあります。こういう時はトレンドを形成しないことがありますから、予想と結果を確認しながら値動きを見て、方向性を判断する力が必要です。

②わかりやすいトレンドを選ぶ

分かりやすいトレンドとは、まず相場の方向性が上か下かがはっきりと認識できていることを指します。相場の方向性は、日足・週足などの長期足のトレンドと当日や当週のローソク足が陽線なのか陰線なのかで認識できます。

単純に週足・日足のトレンドが上昇で、当日のローソク足が陽線なら、相場の方向性は上方向とみて良いでしょう。

なぜ、スキャルピングで短期取引するのに長期足のトレンドまで認識する必要があるかは、相場が以下の法則性で動いていることを知る必要があります。

図1は、エリオット波動の上昇5波動と下落3波動のサイクルです。相場の波動(動き)は、フラクタル(自己相対性)構造でできています。上の図の第1波・3波・5波のなかには小さな上昇5波が含まれています。

相場のチャートは、たとえば5分足の場合、5分足よりも長い時間足が5分足が値動きする範囲を支配しているのです。5分足の上昇5波動は15分足や30分足の第1波のなかに存在しています。

ということは、当日の日足がどのようなトレンドのなかにあるものか、陽線なのか陰線なのかで、5分足の方向性も決まってくるのです。

ただ、相場は世界の市場の状況により、通貨に対する価値判断は分かれます。

つまり、東京市場では高く評価されていた通貨がロンドン市場では東京よりも低い評価をしていた場合、東京市場で上昇していた通貨が、ロンドンでは下落トレンドに転じることもあるのです。

そこでトレンドが継続するか転換したかを見分ける指標として、「押し安値」と「戻り高値」があります。押し安値と戻り高値の役割は以下のとおりです。

押し安値と戻り高値の役割
  • 押し安値:相場が上昇トレンドから下落に転じようとしているとき、レートが押し安値の価格を割り込んでくると下落トレンドに転換したと認識するための指標
  • 戻り高値:相場が下落トレンドから上昇に転じようとしているとき、レートが戻り高値の価格を超えてくると上昇トレンドに転換したと認識するための指標

当日上昇第1波ではじまり、前日の戻り高値を超えているのか否かで相場のトレンドが転換するのかどうかも判断できます。もし、第1波が戻り高値を超えてきたら、第3波動の値幅が獲れるチャンスと考えてよいでしょう。

勿論、第7波がある場合も、第3波で終わってしまうケースもありますし、第1波が極端に長く伸びて、第3波・5波が短く終わって下落してしまうこともあります。上値抵抗ラインの売り勢力が強く、第3波が伸びない現象はよくあります。

相場はこのように上げ下げを繰り返します。重要なことは、戻り高値ラインを上抜けてトレンドが下落から上昇、押し安値を割り込んで上昇から下落にトレンド転換するか、それともトレンドが継続するかを見極めることです。

トレンドが継続する場合には、更に上昇第5波を形成することが多いので、エントリーチャンスが増えます。

【図2】は、相場のレートが下落して「押し安値」を割り込んだケースです。「押し安値」を割り込むと下落トレンドに転換した可能性が高くなりこの図では下落の第5波もエントリーチャンスになります。

ここでつけた第5波の高値は「戻り高値」となり、下落第5波が終了したあと今度は上昇して「戻り高値」を上抜けると上昇トレンドに転換したと相場参加者の多くが認識するのです。ここで、上昇トレンドに転換すると上昇第3波がエントリーチャンスになります。

このように、上昇・下降波動は何波目なのか、押し安値または戻り高値に対して現在値の位置がどうなのかという視点でみて状況を認識することができます

また準備編で解説した月足と週足の水平ラインを準備していると、どこで大きく反発する可能性が高いか、第3波動で上昇が止まり、下落する可能性についてもみえてきます。

もう一つ確認しておきたいのが、長い時間足(1時間・4時間・日足)でみたトレンドです。5分足でみたトレンドは上昇トレンドでも、1時間足や日足でみると下落トレンド中であることがよくあります。

下の図をみてみましょう。

出典:MT5 EURUSD5分足チャート

5分足では上図のとおり上昇トレンドを形成しています。

しかし、下の図の日足を確認してみます。

出典:MT5 EURUSD日足チャート

日足では、3カ月以上にも及ぶ下落トレンド中の陽線でしかありません。

5分足で上昇トレンドの同日のチャートをみてみましょう。

この場合、上昇第5波動まで伸びることは少なく、第3波動で下落してしまう傾向があるので、注意が必要です。

出典:MT5 EURUSD5分足チャート

5分足では上昇分をすべて下落で全戻しする結果となりました。この場合は上昇第3波で第5波はなく失速しています。また、上昇中の上ヒゲも長いので決済もやりにくくなります。

日足が上昇トレンドの場合は大きく伸びる傾向がありますので、日足などの長期足のトレンドは欠かさず確認して戦略をたてましょう。

これら一連の所作を見ていただくと、長い時間足のトレンド、現在の短期足のトレンド波動の特性上値抵抗ライン下値支持ラインまで、現状の相場を分析し予想ではなく予測していることがお分かりと思います。

これらのテクニカル分析は最低限行ったうえで、スキャルピングに取り組むと勝率もあがりやすく利益も伸ばしやすくなりますので、参考にしていただけましたら幸いです。

③取引ツールで練習する

海外FX業者の取引プラットフォーム(ツール)であるMT4・MT5には必ずデモ口座が提供されています。スキャルピングは超短期取引のなかで、もっとも難易度が高い取引になりますので、デモ口座で繰り返し練習することをおすすめします。

スキャルピングは、慣れると自信がついてきます。また、チャートがどのように動くものかも掴めてくることで、相場観も養われますので、マスターすると長期取引にも活かせるようになってきます。

ぜひ、練習して相場感を身につけましょう。

海外FXのスキャルピング まとめ

スキャルピングで勝てない理由と対策、勝つためのコツについて解説しました。

ここで、当記事のポイントを以下にまとめましたので、ご参照ください。

スキャルピングのまとめ
  • スキャルピングは、注文方式がNDD方式の海外FX業者が向いている
  • 海外FX業者の口座タイプ(種類)のなかで、スキャルピングに向いているのはスプレッドが狭く、取引手数料が安いECN口座(ゼロ口座・ノンスプレッド口座など)を開設して取引すると期待値的にもよい
  • 海外FX業者は約定力が高く信頼性が高い業者を選ぶ
  • 過去反発したポイントに水平ラインの引いて、テクニカル分析をやり易くする
  • リスクリワードが1.2倍以上であるかの根拠が明確なときだけに絞る。
  • 必ず損切りラインと利確ラインを決めリスクリワードを確認してからエントリーする
  • 上昇5波動(エリオット波動含む)、下落5波動など、長期足のトレンドを確認し分かりやすいトレンド相場を狙う

スキャルピングとはいえ無駄な負けトレードを排除して、狙いすまして利益を獲るという考えで臨んでいただければ成果があがりやすくなります。

慣れてくるとスキャルピングは、レンジ相場でも利益を獲れるようになりますので、最初は分かりやすいポイントに絞って、トレードライフを楽しんでいただけましたら幸いです。

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