国内業者では考えられないハイレバレッジ取引や、豪華なボーナスキャンペーンが魅力の海外FX。
とはいえ、安全性や信頼性といった観点では、少し不安に思うこともありますよね。
「海外FX業者で安全性の高い業者を選ぶにはどうすればいいの?」
「そもそも海外FX業者を日本人が利用しても違法にならないの?」
この記事を読んでいる方はこのような悩みをお持ちなのではないでしょうか?
そこで今回は、海外FX業者の安全性や海外FXで安全性の高い業者を選ぶ方法について徹底解説していこうと思います!
安全性が高い海外FX業者のおすすめついても解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
- 海外FX業者を利用することは違法なの?
- 海外FXで安全性の高い業者を選ぶ方法
- 安全性が高い海外FX業者のおすすめ
- 海外FX業者を利用する際の注意点
この記事は、海外FX検証ナビの編集部が各業者の公式サイトと、サロンやその運営者とTwitterでも情報を集めて客観的な意見も判断材料にしています。
それ以外にも公式サイトに記載しているライセンスや、金融庁のホームページも参考にしているので、それを踏まえてご覧ください。
海外FXが安全かどうかをAIに聞いてみた!
最近話題のChat-GPT4に海外FXが安全かどうかを聞いてみました!
その結果がこちらです↓
このように、業者さえちゃんと選べば海外FXでも安全に取引することができるといった内容が返ってきました。
この答えも踏まえて続きを見ていただければと思います!
そもそも海外FXの安全性は高いの?
海外FX業者を利用するにあたって1番気になるのは安全性ですよね。
インターネットやSNSで海外FXについて調べていると、不安を煽るような記述が必ず見つかるはずです。
そもそも海外FXの安全性は大丈夫なのでしょうか?
まずは、海外FXの安全性について解説していきます!
海外FX業者には金融庁から警告が出ている
日本の金融庁のホームページを見ると、以下のように海外FX業者に対して警告が出されれています。
金融商品取引法に基づく登録を受けていない海外所在業者が、インターネットに日本語ホームページを開設する等により、外国為替証拠金取引(FX取引)や有価証券投資等の勧誘を行っている例が見受けられます。
また最近、海外所在の無登録業者とバイナリーオプション取引を行い、出金に応じてもらえないなどのトラブルになっている例も見られます。
引用:金融庁ホームページ
「海外FX業者は金融庁に無登録業者として警告されているから危険だ。」などと海外FX業者を一括りに危険視する人もいますが、これは大きな間違いです。
警告が出されている海外FX業者であっても、セキュリティ対策を万全にし、より高い安全性を実現している業者も多数存在します。
それでは、なぜ海外FX業者は日本の金融庁への登録をしないのでしょうか?
海外のFX会社が金融庁登録を行なっていないことには合理的な理由があります。
厳しい規制を逃れるために日本の金融庁の登録を避けている
海外FX業者が日本の金融庁への登録を避けている最も大きな理由は、ユーザーに不利となる厳しすぎる規制を避けるためです。
例えばレバレッジがその代表例としてあげられます。
金融庁は日本のFX会社に対してレバレッジ規制をかけているため、国内FX会社のレバレッジ規制は25倍です。
海外のFX会社でも金融庁の登録業者になることはできますが、25倍よりも高いレバレッジで取引するために「あえて」金融庁に登録していないというのが実情です。
金融庁に登録されていない海外FX業者と取引することは合法
「金融庁に登録していないFX業者が日本で営業することは違法ではないの?」
このような疑問をお持ちの方も多いことでしょう。
結論から言うと、金融庁登録がなくても違法にはなりません。
金融庁には海外FX業者について以下のような記載があります。
登録を受けない外国証券業者であっても、その取引相手が証券会社やその他金融機関等の場合、もしくは証券業者が「勧誘」及び「勧誘に類する行為」をすることなく国内居住者から注文を受ける場合は、国内居住者との取引をすることができます。
引用:外国証券業者に関する法律施行令 第二条
金融庁未登録の海外業者が「勧誘行為」をすることは違法となります。
例えば、FX業者がセミナーを開いて勧誘したり、電話などで営業することは違法です。
しかし、そういった「勧誘」及び「勧誘に類する行為」をすることなく国内居住者から注文を受ける場合は、違法とはなりません。
海外FXの利用は自己責任
金融庁から警告を受けている海外FX業者も存在します。
しかし、この警告はあくまでも「トラブルが起きても金融庁登録業者ではないので金融庁は介入できない」という程度のもので、違法だということではありません。
トレーダーが自発的に海外FX業者で取引を行うことは問題ないというわけです。
ただし、海外FX業者を利用するということは、国の監視を外れるということになります。
従って、悪徳業者によって詐欺の被害にあってもそれはすべて自己責任です。
海外のFX業者の中には、突然サイトが閉鎖されてしまったり、出金に応じない業者も存在する可能性があるのも事実です。
金融庁のように守ってくれる存在がないので、安全な業者は自分の目で見極めるしかありません。
海外FXで安全性の高い業者を選ぶには?
それでは、海外FXで安全性の高い業者を選ぶにはどうすればいいのでしょうか?
海外FXで安全性の高い業者を選ぶ時には以下のポイントに注目しましょう!
- 金融ライセンスの有無
- 顧客資金を分別管理もしくは信託保全しているか
- 日本語対応のカスタマーサービスがあること
- ゼロカットシステムがあること
- できる限り業歴が長いこと
- 出金拒否の有無
- FPA評価
1つずつ解説していきますね。
金融ライセンスの有無
海外FXで安全性の高い業者を選ぶ時に注目するべきポイント1つ目は、金融ライセンスの有無です。
海外のFX会社が日本以外の国の金融ライセンスを保持しているところもあります。
どこの国のものであれ、金融ライセンスを取得するには審査をクリアする必要があり、金融ライセンスを保有しているということは、安全性が担保されている証明になります。
したがって、海外FX業者を選ぶ時には必ず金融ライセンスを保持しているかどうかをしっかりと確認するようにましょう。
顧客資金を分別管理もしくは信託保全しているか
海外FXで安全性の高い業者を選ぶ時に注目するべきポイント2つ目は、顧客資金を分別管理もしくは信託保全しているかです。
海外FX業者を選ぶ際には、最低でも「分別管理」がされているかという点に注目しておきましょう。
・分別管理とは?
分別管理は「顧客から預った資金」と「海外FX業者の運営資金」を別々の銀行口座で管理することで、顧客資金を海外FX業者の運営資金には使わないという資産管理方法
また、採用している海外FX業者はそれほど多くありませんが、「信託保全」が採用されていれば、さらに安全性は高いと言えます。
・信託保全とは?
信託保全は「顧客から預った資金」と「海外FX業者の運営資金」を別々の銀行口座で管理し、顧客資金を信託銀行などに管理させ海外FX業者の運営資金には使えなくするという資産管理方法
日本語対応のカスタマーサービスがあること
海外FXで安全性の高い業者を選ぶ時に注目するべきポイント3つ目は、日本語対応のカスタマーサービスがあることです。
金融庁管轄外の海外FX業者では、入出金などで何らかのトラブルが生じた自分で解決する必要があります。
しかし、トラブルが生じた際に日本語対応のカスタマーサービスがなければ、英語が堪能な人や海外FXになれている人でない限り、解決はほぼ不可能といってもいいでしょう。
サポート力の高い日本語対応のカスタマーサービスがある海外FX業者と取引した方がいざという時に安心です。
日本人スタッフの有無や、日本語でのメール・チャット対応など、公式サイトにカスタマーサポートについての情報が掲載されているので、必ずチェックしておきましょう。
ゼロカットシステムがあること
海外FXで安全性の高い業者を選ぶ時に注目するべきポイント4つ目は、ゼロカットシステムがあることです。
ゼロカットシステムとは、急な相場の高騰・暴落などによって入金した証拠金以上の損失が発生しても、その証拠金額より多くの損失を業者が肩代わりしてくれるという制度です。
ゼロカットにより、発生した損失分の膨大な追加証拠金(追証)の必要はありませんので、最大リスクを常にコントロールすることができます。
特に、海外FXでハイレバレッジ取引をしようという場合には、想定していた以上に損失が膨らんでしまうケースが考えられます。
何千倍もの超ハイレバレッジで取引ができる海外FX業者と取引する場合には、生活を守るためにもゼロカットシステムがある業者を選択するのは必須事項だといえるでしょう。
できる限り運営歴が長いこと
海外FXで安全性の高い業者を選ぶ時に注目するべきポイント5つ目は、できる限り運営歴が長いことです。
運営歴が長いということは、それだけ業績が安定していることになり、会社が破綻するリスクが少ないということになります。
会社として運営歴が長いことはもちろん、日本人向けの営業歴も長い方が安心です。
多くの日本人が取引をしている業者と取引をしておいた安心ですので、業歴も日本での営業歴もできる限り長い業者を選ぶようにしましょう。
出金拒否の有無
海外FXで安全性の高い業者を選ぶ時に注目するべきポイント6つ目は、出金拒否の有無です。
悪徳業者の手口の典型例としてあるのが、突然サイトを閉鎖したり、出金拒否をしたりするという手口です。
出金ができないということは、利益が得られないというだけでなく、預けた資金も取り返すことができないということになります。
こういった詐欺業者に引っかからないためにも、口コミなどをチェックして出金拒否の有無を確認しておきましょう。
FPA評価
海外FXで安全性の高い業者を選ぶ時に注目するべきポイント7つ目は、FPA評価です。
FPA(Forex Peace Army)とは、海外のFX業者口コミサイトです。
評価には、一定数のサクラやスパム・嫌がらせなどもありすべてが信頼できるものとは限りませんが、「詐欺の会社」には詐欺と表示されます。
そのため、「詐欺業者に登録するのを未然に防ぐ」ということにおいて、FPAはかなり有用です。
「詐欺業者でないか?」ということをメインでチェックし、FPAのスコアを参考にして自分にあった業者を選んでくださいね。
安全性が高い海外FX業者のおすすめ
「安全性の高い業者の選び方を教えてもらっても、自分ではどうしても判断できない」
このように思っている方は、以下の3つの海外FX業者をまずは利用してみるといいでしょう。
- XM
- Titan FX
- FXGT
それぞれどのような特色をもって海外FX業者なのかご紹介していきます!
分別管理で安全性の高い:XM
安全性が高い海外FX業者のおすすめ1社目は、XMです。
XMは、「Trading Point of Financial Instruments Ltd」という、キプロスを母体とする金融グループの1社です。
その金融グループの1社であるアジア向けブランド「XMTrading」が日本人向けのサービスを提供している会社になります。
グループ自体では、次のような金融ライセンスを保有しています。
- CySEC(キプロス共和国)Licence Number. 120/10
- ASIC(オーストラリア)Licence Number. 443670
- FCA(英国)Licence Number. 705428
- DIFC(ドバイ)Reference Number. F003484
- IFSC(ベリーズ)License Number IFSC 60/354/TS/19
「XMTrading」は、「SC:FSA(セーシェル)Licence Number. SD010」の金融ライセンスを保有しています。
また、分別管理で、顧客の資金と会社の資金は、別で管理されています。
グループで複数の金融ライセンスを保持していることや、分別管理をしていること、それに加えゼロカットも採用していることも考慮すると、Mは十分に安全性・信頼性の高い海外FX業者だといえるでしょう。
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分別管理と2万ユーロの保険加入:Titan FX
安全性が高い海外FX業者のおすすめ2社目は、Titan FXです。
Titan FXは、「VFSC(バヌアツ金融サービス委員会)」の金融ライセンスを取得しています。
さらに、Titan FXは2021年1月に、透明性の高い取引サービスを提供している証として、Financial Commissionから執行の質に関する認証を取得しています。
Financial CommissionはFXやCFD、仮想通貨ブローカーと投資家との紛争解決に特化した第三者機関です。
Financial Commissionという第3者の認証取得により、Titan FXの安全性はより信頼できるものとなったといえるでしょう。
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1億円の損害賠償保険に加入している:FXGT
安全性が高い海外FX業者のおすすめ3社目は、FXGTです。
FXGTは「セーシェル金融サービス庁(FSA:Seychelles Financial Service Authority)」の金融ライセンスを保有しています。
また、FXGTでは顧客の資産保護として、「FXブローカー向け賠償責任保険」に加入しています。
FXブローカー向け賠償責任保険では、最大1,000,000ユーロ(約1億円)まで顧客、第三者に対する過失や不作為・詐欺・経済的な損失のあらゆるリスクに対する責任を保証しています。
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海外FX業者を利用する際の注意点
それでは、最後に海外FX業者を利用する際の注意点について確認しおきましょう。
海外FX業者を利用する方は、最低でも以下の3つの内容は覚えておいてください。
- 規約違反で出金拒否になる可能性がある
- 総合課税で大きな税金が課せられる可能性がある
- 出金時に手数料と手間がかかる
1つずつ順番に詳しく見ていきましょう!
規約違反で出金拒否になる可能性がある
海外FX業者を利用する際の注意点1つ目は、規約違反で出金拒否になる可能性があるということです。
海外FX業者が禁止事項としてあげている取引をトレーダーがしてしまった場合には出金禁止になってしまう可能性があります。
どのような行為が禁止事項に該当するのかは業者によって異なるものの、具体的には以下のようなものがよく禁止行為とされています。
- 複数業者の口座間における両建て取引
- 経済指標発表時のスキャルピング
- 遅延やレートエラーを狙った取引
- ボーナスを悪用した取引
- 週明けの窓狙い取引
- 裁定取引(アービトラージ)
上記の取引が必ず禁止行為になるとは限りませんが、海外業者の場合には事前にしっかりと規約を確認しておかなければ、無意識のうちに禁止行為に抵触してしまう可能性があります。
禁止行為の疑いがある時には、出金禁止や利益取消・口座凍結など今後の取引に関わる色々な危険性があるので注意しましょう。
総合課税で大きな税金が課せられる可能性がある
海外FX業者を利用する際の注意点2つ目は、総合課税で大きな税金が課せられる可能性があるということです。
国内と海外のFXは、下表のとおり日本の国税が分類している所得の種類からして違います。
海外FX | 国内FX | |
---|---|---|
所得の種類 | 雑所得 | 先物取引に係る雑所得 |
課税方式 | 総合課税 | 申告分離課税 |
海外FX口座では日本の口座のように特定口座を作成することができません。
そのため、他の所得と合計された総合課税になってしまい、税率は累進課税が適用され所得に応じて以下のようになります。
課税所得額 | 所得税率 | 復興税 | 税額控除額 | 住民税率 |
---|---|---|---|---|
1,949,000円以下 | 5% | 所得税額×2.1% | 0 | 10% |
1,950,000円~3,299,000円 | 10% | 所得税額×2.1% | 97,500円 | 10% |
3,300,000円~6,949,000円 | 20% | 所得税額×2.1% | 427,500円 | 10% |
6,950,000円~8,999,000円 | 23% | 所得税額×2.1% | 636,000円 | 10% |
9,000,000~17,999,000円 | 33% | 所得税額×2.1% | 1,536,000円 | 10% |
18,000,000円~39,999,000円 | 40% | 所得税額×2.1% | 2,796,000円 | 10% |
40,000,000円以上 | 45% | 所得税額×2.1% | 4,796,000円 | 10% |
税額控除は所得税から差し引くことができる金額のことです。
控除制度には税額控除と所得額から控除する所得控除があります。
大きな利益が出た場合の税額は海外FXの方が大きくなってしまうデメリットにも注意が必要です。
海外FXに関わる書籍やセミナー代などを経費として計上すれば、税金対策できます。
出金時に手数料と手間がかかる
海外FX業者を利用する際の注意点3つ目は、出金時に手数料と手間がかかるということです。
海外FXでは、海外銀行を経由して出金を行います。
そのため、日本のFX業者と比べると、海外FXの手数料が高くなるケースがあります。
こまめに出金するだけでも手数料の分だけ利益が少なくなるので、出金はまとめた額で行うようにするのがおすすめです。
また、出金までの時間も営業日計算で1~3日程度かかる傾向にあります。
出金申請してから少し時間がかかるので、スケジュールに余裕を持って出金するようにしましょう。
海外FXの安全性 まとめ
- 海外FX業者を利用すること自体は違法ではない
- 日本の金融庁管轄外なので海外FXの利用は自己責任
- 金融ライセンスや分別管理・信託保全、日本語カスタマーサポートの有無を確認するのが重要
いかがだったでしょうか?
今回は、海外FX業者の安全性や海外FXで安全性の高い業者を選ぶ方法について徹底解説してきました!
「海外FX業者は国内FX業者よりも危険なイメージがある」という方もいますが、海外FX業者だからだといって危険だというわけではありません。
金融ライセンスを取得したり、分別管理・信託保全、日本語カスタマーサポートを整備したりして、安全性をしっかりと担保した上で健全な運営を続けている海外FX業者もたくさんあります。
今回ご紹介した海外FXで安全性の高い業者を選ぶ方法などを参考に、自分にあった海外FX業者を利用してみてくださいね!